平井かずみ 花展「はじまりのとき」
アトリエ「皓 SIROI」opening exhibitionとして、花展を開催いたします。
花展
「はじまりのとき」
花 平井かずみ
器 安藤雅信
2/4(金)〜 6(日) 、11(金)〜 13(日)
12:00〜17:00
会場|SIROI 皓
東京都渋谷区恵比寿3-22-1
◻︎2/4.5.6は、ご招待者様(ご同伴1名様まで)のみのご案内とさせていただきます。
ご来場予約は不要です。
◻︎2/11.12.13は、どなた様でもご予約無しにてお越しいただけますが、出来るだけ2名様までのご来場としていただけますと幸いです。
◻︎平井は全日程在廊いたしますが、2/4.6は予約制の花茶会を予定しております為、2/5.11.12.13ですと比較的ゆっくりとお話しさせていただけるかと思います。
◻︎花展によせて2/4.6は花茶会を開催いたしておりますが、花展はいつでもお立ち寄りいただけます。
◻︎当日の会場は換気を十分にいたしまして、皆様をお迎えいたします。ご来場時のアルコール手指消毒、マスクの着用にご協力をお願い申し上げます。
どんな時も植物たちに触れていると、
とても愛しく、感謝の気持ちでいっぱいになります。
そして、その存在にいつも励まされ、力をもらいます。
今は凍える寒さでも、まもなく黄色い花たちが咲きはじめ、
春の訪れを知らせてくれるでしょう。
そのことに気づくと気持ちがほころび、
冬の間にギュッと硬くなっていた体が、
春に向かって自然と緩んでいることを感じます。
人と自然、そして植物の気配は常につながっているのです。
植物たちはいつも私たちに語りかけてくれています。
「植物と人との関わり」。
花生けを通じて、わたしが本当に伝えたいことは、そのことです。
新しく場所を得て、今、わたしの中で変化が起こっています。
もっと純粋に花と対話して、そのことを伝えたい。
言葉を尽くすだけでなく、
わたし自身が花を感じて生ける姿から
表現できたらと思うのです。
まずは最初のお披露目として、
花展 「はじまりのとき」を行います。
立春という春の最初の日にこのような機会がもてることに心から感謝いたします。
ぜひ、皆さまにお立ち会いいただけましたら幸いです。
今回の花展にあたり安藤雅信さんにただ一つの大壺をつくっていただいています。
昨年10月に岐阜のももぐさにて、安藤雅信さんとさせていただいたワークショップ「器を愛でる草花と」。この会では、安藤雅信作品の日常食器など、道具となる器を花器としてつかう〝見立て〟がテーマでした。
花のある暮らしの楽しさを伝えてはじめた時から、「花びんがないので花が生けられない」と言われることが多々ありました。その度にずっと言い続けている、「なんでも花器になる」とはまさに〝見立て〟であったと思うのです。見立てとは花を楽しむ人の心が生み出すもの。
今回、そんな様子を体感していただけるようにと、安藤さんと一緒に「花茶会」を催すこととなりました。
安藤雅信さんの器を花器に見立てた花いけのデモンストレーションとともに、安藤さんのさまざまな概念をこえた自由で美しい中国茶会をお楽しみいただきます。
そしてもうお一人、コウ静子さんをお迎えします。
春に向かい少しずつ体が緩んでいく中、植物をいただくことで五感を研ぎ澄ますような、コウさんがつくられる眼から喜ぶ美しい韓国茶会を。
花生けのデモンストレーションでご披露する植物と、召し上がっていただくお茶の生の植物たちとのコラボレーションもぜひ楽しみになさってください。